DOLPHIN ECOLOGY

早崎海峡で会える
イルカについて


船に乗って野生のイルカに会いに行く。きっと特別な時間となることでしょう。 イルカたちをより身近に感じていただくために、少しだけイルカたちについてご紹介いたします。



イルカの種類


ミナミハンドウ
イルカ

年間を通して高確率で会える種類

英名  Indopacific bottlenose dolphin
学名 Tursiops aduncus
分類 哺乳綱-鯨偶蹄目-ハクジラ亜目-マイルカ科-ハンドウイルカ属
最大体長 2.6m
最大体重 240kg
生息 インド洋と西太平洋の温帯から熱帯域の沿岸部
特徴 好奇心旺盛で人懐こい性格。
成長するにつれお腹に黒い斑点模様ができる。

スナメリ

運が良ければ会えるかも

英名 Finless porpoise
学名 Neophocaena phocaenoides
分類 哺乳綱-鯨偶蹄目-ハクジラ亜目-マイルカ上科-ネズミイルカ科スナメリ属
最大体長 1.8m(地域によって差があるようです)
最大体重 50~60kg
分布 中東からアジアの沿岸海域
特徴 全身明るい灰色をしており、頭は丸くくちばし、背びれがない。
このあたりの地域では「なみのうお」とも呼ばれる。



イルカのからだ


私たちと同じ哺乳類でありながら、海で生活することを選んだイルカたち。 彼らの、からだのふしぎをご紹介します。

からだの形

Body shape

水中で生活するイルカたちの体は、水の抵抗を少なくするため流線形をしています。 イルカの皮膚は、つるつるして弾力性に優れており、表面を水が流れてもその流れに応じて皮膚がたわむため渦流ができにくく水の抵抗が低いといわれています。

nose

頭の上にある穴がイルカたちの鼻で“噴気孔”といいます。 この噴気孔は、水中にいるときは閉じており海面に上がってきたときに開け、呼吸をします。 水中で生活するイルカたちは効率よく呼吸をする必要があります。 一度の呼吸で肺の中の空気のほとんどを入れ替えることができるといわれています。 ちなみに嗅覚については進化の過程で匂い感じる嗅神経が退化し、ほとんど機能していないそうです。

eye

海で生活するイルカたちの目は、泳いだ時に水がはいらないようにやや横についています。 イルカの目は粘膜で保護されているので、水中でも目を開けて泳ぐことができます。 ちなみにイルカたちの視力は、私たち人間の視力検査に例えると、およそ0.1くらいだといわれています。

mouth

歯の数は種類によって異なります。ミナミハンドウイルカでは、約80本ほどの歯が生えています。 イルカ達の歯は食べ物をすり潰す役目ではなく、主に獲物を捕らえて逃がさない為や自分の身を守る役割を果たしています。また、私達のように生えかわる事はなく、生まれてから一生同じ歯で過ごします。

3つのヒレ

fins

イルカたちは3つのヒレを持っていますが、それぞれには役割があります。
背びれは、泳ぐときに姿勢を安定させます。
胸びれは、舵やブレーキの役割があります。
尾びれは、泳ぎの推進力となります。
尾ビレと背ビレは筋肉だけでできていて、胸ビレの中には骨が入っているのが特徴です。

鳴 音

voice

イルカたちの鳴音は大きく分けて3つあります。
コミュニケーションをとるために使う”ホイッスル”
ものの位置や大きさを把握するために使う”クリックス”
威嚇や怒っているときに出す”バーストパルス”
イルカたちは状況に応じて出す音を使い分けているようです。



イルカの行動


自由気ままな野生のイルカたちは、私たちに様々な行動を見せてくれます。 イルカウォッチング中に観察できた彼らの行動をご紹介します。

波乗り

surfing

好奇心旺盛なイルカたちは、波で遊ぶのが好きなようです。波が高いときは、まるでサーファーのように波乗りする様子が観察できます。
また、船の舳先にできる波や引き波に乗っかってくることもあります。
舳先にできる波に乗ることを「バウライド」といい、船の波に乗ることでイルカたちはあまりエネルギーを使わずに楽に泳げるようです。

捕 食

prey

口からはみ出るくらいの大きなブリやタイをくわえている姿が観察できることがあります。 ちなみに餌を食べるときは、丸のみして食べます。 またイルカは、食べ物から水分を補給しています。

スパイホップ

Spy hop

海面から顔を突き出し、周りを見渡す行動のことを“ スパイホップ ”といいます。 視力は弱いといわれているイルカですが、目視でも周囲の状況を確認しているようです。

睡 眠

sleep

野生のイルカたちは泳ぎながら眠ります。左目を閉じているときは右脳を、右目を閉じているときは左脳を休ませる“ 半球睡眠 ”という眠り方をします。
哺乳類であるイルカは定期的に呼吸する必要があります。また、敵から身を守るためにこの眠り方をすると考えられています。

ジャンプ

jump

イルカがジャンプをするのは、遊び・異性へのアピール・からだについた寄生虫やアカを落とすため等様々な理由が考えられています。
ちなみに、からだに付着したアカを落とすことで早く泳げるといわれています。イルカは通常、時速15kmのスピードで泳いでいますが、「敵から逃げる」「獲物を追いかける」場合には、最高速度40kmにまで加速します。

遊 び

Seaweed

遊び好きのイルカたちは、海藻をヒレでひっかけて遊ぶことがあります。 時には口でくわえて放り投げたりと活発な姿も見せてくれます。



イルカの子育て


早崎海峡ではイルカたちが定住しているからこそ イルカたちの成長の過程を観察することができます。

赤ちゃん誕生

Birth of a baby

水中で生活するイルカたちは産まれてからすぐ自分で泳がないといけません。お母さんや周りの大人のイルカたちは、まだ泳ぎが上手じゃない赤ちゃんにピッタリと寄り添って泳ぎをサポートします。

胎児しわ

Fetal wrinkles

春先から夏ごろにかけてがイルカたちの出産のシーズンです。 産まれたての赤ちゃんイルカのからだには“ 胎児しわ ”と呼ばれるしま模様の線が入っています。 これは、お母さんのお腹の中にいた時の名残の線です。

授 乳

Breastfeeding

哺乳類のイルカたちは赤ちゃんの頃には、お母さんのミルクで育っていきます。 イルカのおっぱいは、からだの後ろの方についており、普段は乳溝とよばれる溝にしまってあります。 赤ちゃんが乳溝あたりをつついて刺激すると、乳首がでてきてミルクを飲むことができます。

同年代のイルカたち

Dolphins of the same age

泳ぎが安定しだした頃には、赤ちゃんイルカ同士でじゃれあったりと、遊ぶ姿が見られることもあります。

大人になるまで

Until you grow up

大体3年ほどお母さんの近くで守られながら成長していきます。 メスは6~7歳くらい、オスは10歳ほどで成熟し大人の仲間入りです。

群れで守る

Protect in a flock

イルカたちは群れの中でみんなで協力をしながら赤ちゃんを守り育てていきます。 ここ早崎海峡はイルカたちにとって生命を育むためにとても大切な環境となっています。 たくましく生きるイルカたちの生命の営みを絶やさないために… イルカたちにストレスを与えないように、思いやりを忘れずに観察していきましょう。



PHOTO COLLECTION

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tel.0957-75-1515

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定休日:元日

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